iPhone/Android端末がひかり電話の子機になる？「スマホ de ひかり電話」を体験してきました

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7月22日（金）、2010年8月にオープンした、”住まいにおける“光”の利用シーンを訴求するショールーム” 光HOUSE新宿にて、iPhone/Android端末がひかり電話の子機になるという「スマホ de ひかり電話」を体験してきました。

光HOUSE新宿についてはこちらをどうぞ。
http://flets.com/hikarihouse/

こういったショールームがあるのは今回初めて知りました。
通信サービスも色々あって、店頭で説明を聞いただけではイメージしづらい部分がたくさんあるので、こうして実際に体験できるショールームがあるのは良いですね。

今回、司会は徳力さんでした。

まずはNTT西日本の森島さんより、NTT西日本の取り組みなどについてプレゼンがありました。

NTTは元々一社だったのが東西に分かれたそうです。
サービスについては、同じものを同じように提供できるように努力されているとのこと。（今回のひかり de スマホも、勿論西日本でも東日本でも使えます）
情報通信の進化に合わせ、NTTでは様々な取り組みをしており、その中の一つに「家デジ」という、家中の機器をネットワークで接続してより快適に・便利に利用しようという取り組みがあります。

「家デジ」は西日本では既にメジャーなサービスで、今回はその「家デジ」と近ごろ急速に普及が進んでいる「スマートフォン」を組み合わせ、安価で高品質な自宅の電話の子機として、スマートフォンが利用できればもっと便利になる、ということで登場したのが「スマホ de ひかり電話」だそうです。

続いてNTT西日本の梅田さんより、「スマホ de ひかり電話」についての説明がありました。

▼「スマホ de ひかり電話」の主なメリットは3つ
・自宅のどこからでもひかり電話の発着が可能
・スマートフォンのアドレス帳から発信可能
・通話を使い分けることで安価な通話が可能

とのことでした。
ひかり電話から固定電話へは3分8.4円、携帯電話へは60秒16.8円なので確かに安いですね。

しかもひかり電話って、月額の料金が従来の固定電話に比べてものすごく安いですよね。
登場した頃から興味はあったので乗り換えたかったのですが、なんと我が家のマンションは対応していないのです。（涙）

かといって携帯電話を使うようになってからというもの、自宅の電話ってほとんど使わなくなりました。
出先で誰かの連絡先を聞くと、携帯電話には登録するけど自宅の電話にも再度登録、ってことはしないので、家の中にいても携帯電話から電話をかけるほうが断然便利なんですよね。

「スマホ de ひかり電話」では、愛用のスマートフォンにSIPアプリを入れることでひかり電話の子機にすることができます。

必要なものは、この3つです。
・フレッツネクスト＆ひかり電話
・ひかり電話対応機器（HGW）
・スマートフォン

以上の3つを用意して、唯一NTT西日本/東日本が公認しているSIPアプリ「AGEphone」をインストールするだけという簡単さ。
AGEphoneはiPhoneとAndroidに対応しており、それぞれApp Store/Android Marketから無料でDLすることができます。

▼iPhone版
AGEphone（iTunes Link）
※iPhone OSバージョン3.2以上が必要

設定はものすごく簡単で、Wi-Fiにつないだ状態でアプリを起動したら「設定」をタップ、左上にある初心者マークをタップするだけで自動的に入力すべき項目が入ります。
とても「使う側」のことを考えて作られたアプリだなあと思いました。
これなら通信系に弱い私でも設定できる！
NTT西日本さんと開発されたageetさんにて、かなり試行錯誤されたそうです。
　　

▼Android版
AGEphone（Android Market）
※Androidバージョン2.1以上が必要

こちらも設定はカンタンですよ。
　　

今回、イベント中私は自分のXperia arc SO-01CにAGEphoneをインストールしてスマホ de ひかり電話を体験しましたが、実はXperia arc SO-01Cは「インターネット電話（SIP）」をサポートしているので、アプリ無しでも手動で設定することによってひかり電話の子機として使用することができるそうです。（他のAndroid端末でも可能なのかどうかは未確認です。また、今回自分で以下の設定を試してはいません）

参考ページ
Xperia arcをひかり電話の子機にする
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/minna/20110523_445051.html

続・Xperia arcをひかり電話の子機にする
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/minna/20110610_451072.html

イベント中はグループに分かれて、それぞれ「リビングルーム」「キッズルーム」などに移動し、実際にAGEphoneを使ってスマホ de ひかり電話を体験してみました。
それぞれが各ルームのWi-Fiに接続し、あとはアプリを立ち上げて設定をするだけ。

同じ部屋同士or別の部屋の人に電話をかけてみたのですが、お互い姿が見えているので（笑）あまり実感はないものの、自宅の電話番号同士の着信で携帯で通話できるというのは実際に体験してみると楽しかったです！

各グループに担当の方がついて、操作方法を丁寧に教えてくださいました。

docomo Xperia arc SO-01CとiPhone4でAGEphoneを使用中の写真。
スマートフォン側からひかり電話の回線を利用して電話をかける場合、スマートフォンの電話帳を使えるのは本当に便利ですね。

PCの画面から、何台のスマートフォンが自宅のひかり電話にぶら下がっているのかという確認もできるようです。（そもそも、アプリが開発される前はこちらの画面から手動で設定していた模様）

3G回線とWi-Fiでひかり電話にぶら下がった状態、両方での着信をONにするという設定もあり、私のグループ内で1人が3Gで私の携帯へ発信→私が受ける→もう1人の方がひかり電話の内線番号へ発信（私と同じルームのWi-Fiにぶら下がった状態）というのを試してみたところ、見事3者通話が可能となりました。
利用シーンがそうそうあるかどうかは不明ですが。（笑）

通信に関して私はそんなに知識が無いので、まだまだ伝えきれていない部分も多いと思うのですが、私にとってはびっくりなお話の多かった今回のイベントでした。

最後は、皆さんの要望や質問に対してNTT西日本のお二方に回答していただきました。

終始にこやかに、丁寧に答えてくださった森島さんと梅田さん。

■ひかり電話よりも従来の固定電話のほうが、品質などは良いのか？
・一昔まえはあったけど今ではほぼ加入電話と変わらない品質、つながらない番号はほとんどない

■5台登録できるけど着信がきた場合全部が鳴るのか？
・全部が鳴るようにも、個別で鳴るようにも設定で可能

■どれくらい離れても子機として使えるのか？
・理論上は300mくらいだが、無線の状態による。
　壁や電子レンジなどが影響する場合もあるので断定はできない。

■自宅と実家、両方で使いたい
・2箇所まで登録できるが、2箇所目の設定は手動で行わなければならない。
　手動の設定が難しい人は、その都度設定を一旦クリアにしてやり直したほうが簡単かもしれない。

■無料版（有料版だと広告を非表示にできる）だと、広告が画面上部にあるため耳で触ってしまうときがある
・改善したい

■テキストチャットもできるようになったら嬉しい
・技術的には可能、年内に対応できる…かも？

■固定のスポットなどで体験できる機会がほしい
・検討します

通話料が安く、自分が愛用しているスマートフォンを子機として利用でき、良いところづくしの「スマホ de ひかり電話」。
我が家（マンション）が対応していないのが本当〜〜〜〜に残念です！！
従来の固定電話は全国どこでもひくことができるのに、将来的にひかり電話はそうなっていく予定は無いのでしょうか…と帰り際に質問したところ、話は出ているものの、実現はまだ簡単にはいかないそうで…。

初歩的な質問にも丁寧に笑顔で答えてくださって、本当にありがとうございました。
ひかり電話を既にお使いの方、これからひかり電話にする方でスマートフォンを愛用されている方は是非試してみてください。

スマホ de ひかり電話
http://flets-w.com/wi-fi/scene/smartphone.html