マンフロット MK190CXPRO3T-3W 190Tカーボンファイバー三脚3段 RC2付3ウェイ雲台キットレビュー with アルミとカーボンの違い
Manfrotto Imagine Moreにて連載を持たせていただくにあたり、2015年1月16日に発売された「MK190CXPRO3T-3W 190Tカーボンファイバー三脚3段 RC2付3ウェイ雲台キット」をManfrotto様よりご提供いただきました。
私が愛用している三脚は、マンフロットのMK190XPRO3-3Wで、こちらはアルミ製で耐荷重6kg、自重3kgとどっしりとした造りになっています。
購入までの経緯やMK190XPRO3-3Wの仕様についてはこちらをどうぞ。
三脚に詳しくない私が初めて買うのはマンフロットのMK190XPRO3-3Wにした
http://tunakko.net/?p=12572
一方、MK190CXPRO3T-3Wは素材がカーボンファイバーとなっていて、雲台はアルミと同じくRC2付3ウェイ雲台ですが、ツイストロックなのもあり自重は2.4kgと600g軽くなっています。そしてカーボンファイバーの三脚がアルミの三脚に比べ高価なのは、軽さが理由なだけではないそうです。
カーボンファイバーって?アルミとどう違うの?
カーボンファイバー(炭素繊維)は、金属より軽いだけではなく、弾性や耐熱性にも優れていて、上下からの揺れの吸収力が高いそうです。揺れに強いということは、ブレに強いということ。
そしてアルミに比べ熱が伝わりにくいため、寒い場所でもアルミほど冷えることはないそうです。だから、アルミにはラバーのグリップのような部分がありますが、カーボンには無いのではないかと思います。(他メーカーのものは未確認です。)
以前、星を撮りに行ったとき、アルミのMK190XPRO3-3Wを使用したのですが、長時間寒空の下にいたら脚の部分が結露(?)でかなり濡れていました。
まだ試していませんが、カーボンファイバーならその辺りもまた違うのかもしれません。
そして、一口にカーボンファイバーといってもカーボンの含有量や編み方によって違いがあるそうで、「マンフロットのカーボンチューブは、100%カーボンファイバーを使用し、均一な質のチューブを作ることができる方法で製造されているので、安心してお使いいただけます」、というお話をマンフロットの方からお聞きしました。
他にもまだあるのではと思いますが、そういった理由からアルミに比べ高価になっているようです。
600g軽いとどう違う?
わかりやすいところで言うと、500mlのペットボトル飲料とリポビタンDを足したくらいです。または、5インチのスマートフォン約4台分です。
実際に持ってみるとかなり違いを感じることができます。私は三脚バッグはマンフロットのMB MBAG80Nというバッグを使っているのですが、これが475gあって、この分が丸々マイナスになるということです。
レバーロックとツイストロック
レバーロックはその名の通り、脚部分のロックがレバー式になっています。
ツイストロックはくるくる回してロック/ロック解除するタイプで、レバーロックに比べ手間がかかりそうなのと、締め付けがきちんとしていないと設定した高さに影響が出る心配があります。ですが部品がレバーロックよりコンパクトなので、軽量化に一役買っているのと、バッグに入れる際に引っかかりが少ないのがメリットと言えます。
ツイストロックはレバーロックに比べ手間がかかりそうに思いますが、取扱いは思ったよりもラクでした。締め付けはしっかりとする必要がありますが、ネジを緩めて外すようなイメージでくるくるたくさん回す必要はなく、少し回せば簡単に脚の伸び縮みを調節できます。
三脚そのものが軽いので、女性でも片手で三脚自体を持って、片手でツイストロックを操作するのは難しくありません。
カーボンファイバーの「MK190CXPRO3T-3W 190Tカーボンファイバー三脚3段RC2付3ウェイ雲台キット」と、アルミの「MK190XPRO3-3W 190プロアルミニウム三脚3段 +RC2付3ウェイ雲台キット」では定価で言うと二万円の差がありますが、三脚をよく使う機会があって、電車や徒歩で持ち歩く方には確実におすすめできますよ。
Manfrotto
http://www.manfrotto.jp/
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