キヤノン「ミラーレスカメラ“EOS M”」ブロガー発表会へ参加してきた

Canon初のミラーレス一眼を体験できるキヤノンマーケティングジャパン株式会社主催のイベント、キヤノン「ミラーレスカメラ“EOS M”」ブロガー発表会に参加してきました。

＊今回体験できた実機はまだ開発中のもので、製品版とは仕様が異なる場合がありますのでご了承ください。

まずは新製品の開発の狙いと特徴についてのプレゼンから。

キヤノン株式会社　企画部　前野さん

EOSが誕生してから25年、撮影領域の拡大を目的に一貫して快速・快適・高画質を追求し、キヤノンの光学技術を核にEOS Mで高画質と小型・軽量の両立を実現。

【主な特徴】
APS-Cサイズ　約1800万画素　CMOSセンサー
広いダイナミックレンジ
EOSならではの快適なAF
ハイブリッドCMOS AFならではの高速・高精細

これらを実現するためにレンズにも新しい技術が入っている。
静かで高精度・高速
動画もAFも静かで滑らかな動作が可能。

カメラの液晶は小さくしたくないけどカメラは小さくしたかったので、タッチパネル液晶を活用しパネルに任せられる操作はできるだけ任せて、その他はボタンで操作させるようにした。

【デザイン面】
4色のカラーバリエーションを用意し、豊富なアクセサリーも新たに開発。

【レンズ】
EF-Mシリーズという新しいマウントを採用したEOS M専用レンズを開発。
高画質で小型、スタイリッシュ。
18-55のIS標準ズームレンズは高感度で夜景に強く、22mmのパンケーキレンズは接写に強い。

【マウントアダプター】
すべてのEFレンズとの互換性を持ち、ほぼ全ての機能が使えるようになっている。
大きいレンズを付けるとバランスが悪くなるので、脱着可能な三脚座付き。

次は総合デザインセンターの川島さんより、デザインについての想い。

EOSの遺伝子をいかに継承し凝縮し、この小さなボディの中に入れるか。
ただ小さくするだけではなく、高画質と使いやすさをいかに盛り込んで小さく魅力的にするかを考えた。

これまでハードルが高く感じでなかなかEOSの世界に入ってこれなかった方にも、気軽に足を踏み入れてほしい。
よりたくさんの人に写真の楽しさに触れてもらいたい。

【デザインのポイント】
上方向に絞り込む形状は、小さく見える造形的処理であると同時に、様々なホールディングを考慮した結果。
快適な撮影感を実現するため、光学ユニット・タッチLCD・アクセサリーシュー、三脚座を光軸上にレイアウト
三脚に装着してチルトしたときにも違和感なく動く。
男性の手でも女性の小さな手でも、様々な持ち方で使えることを考慮している。
レリーズ部分は、自然とちょうどいい位置に指が触れるように角度を考えた。

カラーバリエーションはただ色が4色あるというだけなのではなく、マテリアルが重要と考えているのでEOSの上位機種と同じような塗装、ヘビーな扱いをしても問題ないような処理を施している。

ブラック

シルバー

レッド

ホワイト

【EF-Mレンズのデザインについて】
カメラ本体のカラーバリエーションを意識した金属外観。
フォーカスリング、ズームリングの滑り止めはアヤメローレットを使用。

プレゼン終了後、タッチ＆トライ。

ずらっと並ぶレンズの数々。

全てのEFレンズを装着したモック（一部実機）が並んでいました。

圧巻です。

赤いボディのEOS Mとマウントアダプター。

裏側。ボタンが少なく、シンプルです。

自分のレンズ、EF35mm F1.4L USMを付けさせてもらいました。

マウントアダプターはこんなふうに三脚座が取り外しできます。

【まとめ】
約298gというとにかく軽いボディですべてのEFレンズと互換性があるというのは良いですね。
5D Mark3を買ってなかったらかなり惹かれていたと思います…。
軽すぎるのってどうなんだろうと思いましたが、グリップ部分のおかげで持った感じも手にしっかりとなじんで持ちやすかったです。
グリップ部分は正直、これが無ければもっと可愛かったんじゃないだろうか…と最初は思ってしまいましたが、実際に手にとってみたら納得でした。

尚、4色のカラーバリエーションがあるのはダブルレンズキットだけとのこと。
ボディ単体でもカラーバリエーションを用意してくれたらいいのにな。
もし出たら欲しくなってしまいそうです。

実機が店頭に並ぶのはまだ先になるとのことで、貴重な体験をさせていただきました。
ありがとうございました。