宇宙兄弟が面白い

最近の食べ物・飲み物以外のハマりものといえば、宇宙兄弟です。
家族に勧められて知りました。
私がアンテナを広げている範囲はそんなに広くないので、
なんだかすごい賞を受賞したらしいこの漫画も全く知りませんでした。
読んでみたらすごく面白くて、早く続きが読みたくて仕方ない。
久しぶりにそういう漫画とめぐり逢えたので、すごく嬉しいです。
そんなわけで知らない人なんていなさそうな【宇宙兄弟】ですが、私が好きなところを書き連ねてみます。

・宇宙飛行士になるためのHow toが詰まってる（？）

小さい頃は近場にあった科学博物館へよく行っていたし、全く感心が無いわけではないですが「宇宙飛行士になるまでの課程」なんて細かく調べたことはないし、関連の本を読み漁ったこともありません。
なので宇宙飛行士にはどんな人がなれるのか、どんな訓練があるのか、など私にとって未知の世界について描かれているので、ものすごく刺激的です。
単純に、知らない世界について知るのって楽しいですよね。
小難しい単語をずらーっと並べられたら飽きちゃうかもしれないけど、漫画でわかりやすく描かれているのですーっと入ってきます。

・キャラクターが魅力的

「宇宙飛行士」というとものすごく、「選ばれた人」というイメージがあります。
実際そうなんですが、漫画の中に出てくるのはみんながみんな、スーパーマンみたいな、完璧な人ばかりではありません。
そういうところがすごく好きです。
人間くさいキャラクターが多いと、リアルさや説得力を感じます。
宇宙飛行士になる人は、みんなジャック・バウアーみたいな人のように描かれていたら、この漫画をあまり好きにはならなかったかもしれません。

・特に主人公のムッちゃんが大好き

エントリーまで書いて、一番何が言いたかったかと言うと「ムッちゃん最高！」ってことかもしれません。
上記に「完璧な人ばかりではない」と書きましたが、ムッちゃんがその代表格という感じで、セコかったり、かっこ悪かったり、変な見栄を張ったり、たくさん人間くさいところを見せてくれるのですごく親近感が湧きます。
私自身が感覚で物事を決めたりすることが多いので、ムッちゃんが何かの行動に対する理由を聞かれたときに「なんとなくそうすると良いと思った」というようなニュアンスで答えるシーンがあって、すごく身近に感じました。
決めたその時は自分にとって明確な理由というか、判断材料があって決断したはずなんだけど、他の人に「何でそうしようと思ったの？」と改めて聞かれると、他人を納得させるためのワードをずらっと並べることができない…。
自分の頭の中のビジョンと、他人の頭の中のビジョンをイコールにするための言葉が瞬時に出てこないというか。
こうして改めて書くと、頭悪そうですねえ（笑）
「そうすると良いと思った」「そうしたかった」としか答えようがないときが結構あるんですよね…。

見た目が格好良くない（イケメンではない）ところもポイント高いです。
クールでイケメンで知的で完璧な主人公よりも、こういう主人公のほうが惹かれます。

後はムッちゃんと日々人のお父さん・お母さんが最高に良いキャラです。
個性的なキャラクターが多いので苦手な方もいるかもしれませんね。
以上はあくまでも私個人の感想なので、さらっと流してやってください。

先日、最新巻の10巻を読んだばかりなので続きが待ち遠しいです。
気になった方は面白いので是非読んでみてください。

宇宙兄弟（1） (モーニングKC)